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itokanasikimonotachi

The red moon at midday

霞を食べて生きていけない。

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 (続き)

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霞を食べて生きていけない。
将来何になるのか明確な目標を持とうとしない怠惰な性情を見抜いたのだろう、小学生時分から、母に言われ続けてきた。
今、疲れて目を瞑ると、別の人生を思い描く。あのときに、異なる選択をしていたら、その後はどうしていたか。
高校入学後まもなく、美大を目指して、画塾へ通わないかと友人に誘われた。もし一緒に通っていたら_と考えることが増えている。空想の中でも、友人のように美大へ合格したと思えないのが哀しいが、暗い部屋の中で一人絵を描いている姿は、他の夢・幻よりは少しばかり現実感が違う。
暗い背景に大きな赤い丸。
具象とも抽象ともつかぬ赤い形を描きながら、大陸の地平線に沈む太陽であると考えたり、昼間に見えた赤い月であると思い込んでいる。傍から見て、それが美しい絵であるのかどうかは分からない。ただ、妄想の中の私は、憑かれたように同じモチーフを描き続けている。
そんなに赤が好きだったかな_と思いながら目を開けた。
昼でも暗い室内を見回す。
僅かばかりの青の頃はあったけれど、その後、朱も白もなく過ぎていって、玄ばかり続く来し方を想った。

 

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