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itokanasikimonotachi

The Dreams in Yellow-green

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文庫本を洋梨に持ち替えて。

(続き)

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立ち並ぶ塔頭や法堂の合間を風が吹き抜けていく。
何か果物を持ってもらおう。
そう考えたのは梶井基次郎檸檬から。
高校生の読後感では一編の散文詩、それも余りにも孤独だった人の……檸檬の鮮やかな色は頭の中に残ったが、辛くて堪らなかった。
その印象が変わったのは、何年か前、万城目学のホルモー六景を読んだ時から。第三景・もっちゃんのエピソードを読むと、頭の中にあった不器用で孤独な青年の面影が、どこにでもいそうな若い男に変わっていた。親しみやすさ、懐かしさを感じたのは、私自身の加齢にもよるのだろう。
しかし、撮影にレモンを使用するのは躊躇われた。
夜は短し歩けよ乙女 の流れからすれば、リンゴでも構わないのだが、SNSで似たような画像を何枚も見かけた。敵わない。リンゴも諦めることにした。
洋梨にしたのは形も色も好きだったから。小学校低学年の時に通わせてもらった児童画教室の思い出が照れくささを希釈してくれる。
若い頃、京都に住んでみたかったな_撮影しながら、そんなことも思った。
広々とした境内は静寂の中にある。それでも南北を貫く参道は、近所の人たちの生活道路になっている。自転車で行き来する高校生の姿が眩しかった。

Science Teheran
Let's go somewhere they can't find us
https://soundcloud.com/scienceteheran/subdued-vi-lets-go-somewhere

書影は 夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦 角川文庫