トレンチコートにペーパーバック_ Dashiell Hammett:The Continental Op 。
(続き)
この日、最後の撮影シリーズ。
比較的暖かい日だった上に、南向き、エアコンもよく効いていた。用意してもらったトレンチコートは、使用しないまま終わりそうだった。しかし赤いニットワンピースの肩が剥き出しになるのが宜しくない。トレンチコートの出番になった。
電車の中で読むために持っていたペーパーバックは咄嗟の判断で使用。しかし、そのつもりで用意していたかのような小道具になった。
ハメットは、これが初読。買ったのは、三宮のジュンク堂書店がまだ地階にも売り場があった頃。洋書の棚にあるのを見つけて購入した。その内に読むだろうと思っていたのに、短篇集だということもあって、何十年も放ったらかしになった。
就眠前の、ほんの10分前後の読書として、読みかける。最初の The Tenth Clew から面白い。中には、怪談ではないのに、意外な薄気味悪さに驚くストーリーも。
その話にも登場する悪女が印象に残った。
撮影した画像をよく見ると、指を入れて開いているのは、その物語のページ。偶然にしてもよく出来ていて、この設定でもっとたくさん撮っておけばよかったと後悔した。
Fabrizio Paterlini
Everyone wants to be found
https://soundcloud.com/fabrizio-paterlini/everyone-wants-to-be-found?in=fabrizio-paterlini/sets/2015-top-songs-so-far
書影は The Continental Op Dashiell Hammett 1977 Pan Books