"Why shouldn't I touch it?" と同じ日に撮影。時間的には、こちらの方が先になる。
しかし、何かが違う気がして、夕方、撮り直したものを先に公開した。このシリーズはボツにするかもしれないと考えていた。
(続き)
この日、近畿地方は梅雨入り。史上最速とかいう見出しが目に留まった。
数日来続いていた偏頭痛等の不定愁訴は、全てこの所為だったのか_そう考えると、或る一定の納まりが生まれる。厭なことばかりだと考えていたところに、あなた自身の所為ばかりでもない_と誰かに慰めてもらったような気分だ。
それでカメラを持ち出して人形撮影を始める。雨の日の薄暗い光でも、昼前の南の窓のところなら明るい画像になるのではないかと考えた。
確かに、いろんな色が見えてくるのだが、気持ちがついていかない。こんな色は今の自分には向いていないとさえ思ってしまう。
大体、史上最速とかいう煽り文句が怪しく、よく読んでみると、統計を取り始めたのは1951年。僅か70年前だ。とんでもない特別な時を過ごしているように感じたのは何だったのか。阿保らしさと一緒に偏頭痛がぶり返す。
お天気屋で、頭痛持ちは子供の頃からずっと。
一々薬なんか必要ない。母の声を思い出して、苦笑いした。
Hiatus
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