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Small flowers by the roadside (_itokanasikimonotachi_)

At the Port Terminal

On the top floor

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ここ数日の気持ちの流れから、海を眺めてみたくなった。

(続き)

chairhouse
Only Through Concentration Upon Some Central Motive - #2859 By Chair House 10122021
https://soundcloud.com/chairhouse/only-through-concentration-upon-some-central-motive-2859-by-chair-house-10122021

空は快晴。約束の時間より2時間余り前に三宮に到着。そのままポートライナーに乗って、ポートターミナル駅へ。この駅へ来たのは、ポートピア博の前後、どちらか一度だけ。40年前の風景を重ね合わせながら、歩いてまわった。

 

客船が来ていなければ誰もいない場所。
最大人数を想定して設けられた施設は、陸上競技場や野球場等と同じように、普段の日には、バカバカしいような空間になる。
何にでもケチくさいことを云う人たちは、こんな場所を不要不急とは誹らないのかな。
私はひねくれものだから、無駄に見える時の方が好きだ。
送迎テラス前に船は無く、少し山側に寄った場所に内航船が一隻、接岸していた。しかし、繋留されているだけで、タラップはない。岸壁にもポートターミナルにも人影はなく、撮影を始めてからも、見かけたのは一人か二人だった。 

 

それでも建物内ではマスクが必要。
深夜や早朝、無人の交差点で見上げる信号機に似ている。
左右何十メートル先にも車が見えない時は渡ってしまうのだが、たまに青になるのを待つ時がある。
誰もいない交差点の横断歩道で信号待ちをする男の姿。却って不気味ではないのか。そんなことを考えながら、いやいや今は、目の前を怪しの一行が通り過ぎているのだ_と勝手な光景を思い描く。

 

マスク着用を求められる無人の空間。
防毒マスクでもない不織布のマスクは、本当のところ何のためなのか。いつの間にか新興カルトの護符のように成り上がっていく。
手摺に留まっていた鳥を見つめながら、十何年か先、人間ではなくなった暁には、私は鳥になっている_と考えていた。

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