Photo3_dArKred

Small flowers by the roadside (_itokanasikimonotachi_)

A rainy day in December -Ⅳ-

Pseudo-dusk

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(続き)

Ashot Danielyan
Between the Words, Pt. 1
https://soundcloud.com/ashot-danielyan/ashot-danielyan-between-the-words

下の静止画像1枚目とそれ以降には、休憩時間を挟んだための時間的な差異がある。
バッテリー交換のために休憩に入ったのだが、少しばかり話し込んでしまった。話題は専ら撮っている画像のこと。参考となるようなエピソードを聞かせてもらった。
その間も雨は降り続いていて、庁内に照明が灯るほど。偽物の夕闇がやってきた_そんな感じがした。

 

時間的な制約があるため、夜景を撮ったことがない。憧れはするのだが、私の技術では難しいし、夜の街の人出を考えると臆してしまう。まして、人影のない寂しい場所へ美しい人を伴うわけには行かない。私にできるのは、傾いた陽射しの中でのスナップ撮りまで。
そう考えているから、この日の偽物の夜の出現が嬉しかった。壁面ガラスに凭れて写る様子、ハードボイルドな女性エージェントの姿に擬えたくなる。或いは休憩時間の私の話が作用したのだろうか、機械仕掛けの人形のようにも。いずれにしても、非情でありながらも悲しみに満ちているように見えるのは、この人の持ち味だろう。

 

ここには載せなかったが、休憩前の画像には、点字ブロックを避けて立っている姿が何枚もあった。分かっていても、他のことに気を取られているとつい忘れてしまうようなこと。私には何も言わなかったけれど、細やかな心遣いに教えられることが多かった。

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