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Small flowers by the roadside (_itokanasikimonotachi_)

Thinking in the wind -Ⅴ-

File008:同窓会館

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(続き)

Roberto Attanasio
Twelve Days
https://soundcloud.com/user-268162856/roberto-attanasio-twelve-days

ファイル名同窓会館は、便宜上のもの。カテゴリー名の関西学院会館の方が正しい。
私の知っている同窓会館は大学敷地内の別の場所にあったのだが、今は無い。それに、私には縁の無い場所だった。
この新しい建物には結婚式場とチャペルがあり、レストランがある。卒業生・在校生だけではなく、地域に開かれたコミュニティスペースなのだそうだ。
学生時代、この場所に何があったのか思い出せない。木造の洋館がいくつも並んでいた筈だが、数が減っているし、この先、さらに撤去されるらしい。母校も時間と共に変化していく。私の通った小学校、中学校は統廃合されてしまい既に無い。高校もまた校舎の建て替えだけでなく、その配置が変わった所為で、もはや別物になっている。昔の面影が僅かでも残るのは大学だけだ。

 

この場所での撮影を終え、駅へ戻る途中、涼宮ハルヒの話になった。
この美しい人もハルヒが好きだという。長門が好きな人は綾波レイが好きだという説を伺った。なるほどなぁと思いながら、私は「消失」のときの悲しい長門を思い浮かべていた。アスカもやはり悲しい。それに対してハルヒの魅力は、どこまでも元気なところ。ハルヒとアスカを同じ括りでは思い描けない。
ハルヒ縁の場所が大学近辺・西宮に幾つか存在する。それを「聖地」と呼ぶのは知っているのだが、訪ねてみたことはない。ハルヒのいない場所へ行っても仕方がない_そんな当たり前のことを理由にして。
ただ、アニメーションの背景の細部にまで拘る人の気持ちは胸に迫る。ありふれた交差点やコンビニエンスストア、喫茶店、その全てが、いつ迄もそこにあるとは限らない。誰もが目にしている日常は、ナンチャラ遺産とやらに認定されなくても、掛け替えのないものなのだ。今そんなことを本気になって伝えようとしているのは、アニメーション工房で背景画を描いている人達だと思っている。

 

美しい人を撮りながら学内を歩いたお陰で、ハルヒ縁の場所へも行けそうだ。

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