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Small flowers by the roadside (_itokanasikimonotachi_)

Dark burgundy period -Ⅶ-

Blue school uniform 03

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(続き)

chairhouse
It Literally Means A Path - #2862 By Chair House 10152021
https://soundcloud.com/chairhouse/it-literally-means-a-path-2862-by-chair-house-10152021

オブジェは Opera:伊豫田晃一(@locus_solus)

この真鍮製彫金オブジェの重さは 500g 余り。持ってみると意外な重さ。素手で触ってよいものかどうか_同様のオブジェを購入した時に尋ねている。答えは、時間の経過と共に汚れが付着し、翳みが生じても構わない_とのこと。以来、この作品は剥き出しのまま置いていて、時折、手にとって眺めている。2018年の作品が今も光を受けて輝く。即日完売の作家のものを、こんなふうに扱うなんて_と、眉を顰める向きも多かろうが。

 

立方体の6面全てを埋め尽くす文様の美しさ。それが私の日常と共に誰の目にも触れない変化の過程を辿る。作者が経年劣化を認め、許せるのは、遥かな時間の流れ、その先へ、思いを馳せているからではないのか。眺める度に様々な思いに満たされる。

 

青い学生服から月の光を想い描いていることはシリーズの最初に記した。
ふと、海上に映る月の道も、頭を過る。画像検索すれば幾つも目にすることはできるのだが、私がその場所を訪ねたとしても目にすることは叶わないだろう。機材の違いや撮影の腕前もさることながら、美しい月の道は、想像力の賜物。画像どおりの光景は現実にはありえない。それなら、私が月の道の向こうに幻の都を夢見たとしても構わないだろう。

ながめつつ思ふも寂し久方の月の都の明け方の空 藤原家隆

初読以来、この月の都は無人の廃都だと考えている。赫耶姫を迎えに来た月人たちは、もう何処にも存在しない。ただ冴え冴えとした出処不明の光が満ちているだけだ。そんな荒涼の都へ繋がる道であるから、この世の何処を探しても、目にすることはない。

美しいものは頭の中にしか存在しない。
スライドの最後の辺り、夢から覚めたようにこちらを見つめる瞳が、そう言っていた。

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