(続き)
Naoya Sakamata
Just cry as much as you want. - Sad Piano Improvsation / Naoya Sakamata
https://soundcloud.com/naoya-sakamata/just-cry-as-much-as-you-want-sad-piano-improvsation-naoya-sakamata
白いものに無性に触れてみたくなるときがある。
無論、その殆ど(全て)、私のようなものが、触れることは叶わない。
大理石の彫刻、白磁の器、異邦の娘が身に纏う下着……。白いプラグーツもその類の一つだ。
60cmドールや等身大ドールを蒐め始める前からプラグスーツの手触りを思い描いていた。人形用として、それに似せたものを幾つか所有するのだが。
ひんやりとした冷たさと温もり。エナメルのような質感と体の動きにフィットする柔軟性。メタリックな滑らかさの下にある筋肉のしなやかな動き…。相反する要素を兼ね備えた衣装は、妄想の中にしか存在しない。
それでもなお手触りを想い描く。
白いものに触れてみたくなる_というよりも、美しいものなら、見るだけではなく触りたくなる_と書く方が正直だろう。しかし、私には到底叶わないし、許されないものばかりだ。
キャットフードの白い袋の手触りから、白いワンピースの水着を着せてみることを考えた。
直前までヘッドは澪のつもりだったが、新着のヘッド:紗里を試すことにした。