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Small flowers by the roadside (_itokanasikimonotachi_)

気分は船の旅 その7

サヨナラ 02

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(続き)

AShamaluevMusic
African - Uplifting Background Music For Safari & Videos (DOWNLOAD MP3)
https://soundcloud.com/ashamaluevmusic2/african

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気分は船の旅 最終回
逃避行の女も、機械人間が乗組員であるクルーザーも、何故かアフリカに到着した。
そんな勝手な空想は、頭に巻かれたスカーフの色から来たのか。
遠くキリマンジャロの雪がひろがり出す_REBECCA - Virginity の歌詞を思い出した。ノッコの声を何年も聴いていなかったのに。
そこから嘗ての職場の若い同僚と、その奥さんの顔が目に浮かんだ。学生時代終わりからjica 青年海外協力隊に入り、就職を暫く遅らせて、海外で過ごしたという同僚は、ブルキナファソの人と結婚していた。
私自身、その人と話すまで、そんな国が、あることさえ知らなかった。
一緒になった日本人男性とブルキナファソの女性。屈託のない二人の瞳が見てきたのは、どんな光景だったのか。私の想像を遥かに超えたものだったに違いない。それでも赤茶けた大地と、地理的には見えないはずの独立峰キリマンジャロの姿を想い描く。雪を頂いたその上には、雲一つ無い青い空。

暗い部屋に閉じこもって、妻と猫以外には話をしない私だが、頭の中には、いろんな風景が広がっている。暫く、お別れになる美しい人にも、またいつか会える。そう思うぐらいは自由だろう。