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Small flowers by the roadside (_itokanasikimonotachi_)

もの思ひなくなりにければ…

(続き)

Hussein Abd El-Rahman
Requiem For A Dream - Electric Violinist - Kate Chruscicka
https://soundcloud.com/hussein-abd-el-rahman-2/requiem-for-a-dream-electric-violinist-kate-chruscicka

書影は 流浪の王子イラノン : H.P.ラブクラフト 訳=隅田たけ子 画=楢 喜八 _ミステリマガジン JUNE_ 1971_No.182 早川書房

駄文は要らないのではないか。
撮影し、スライドを作り、文章を添える。
自己満足だから、これは_と心密かに思ったものでも、アクセスに変化はない。
未公開の下書きが溜まっていく。
等身大ドールの画像の幾つかは、The quiet beauty of the doll の方へ回している。画像置き場と割り切ったため、文は付けずに。
そんな手抜きをしていても、画像を上げると、アクセス数が一時的に増える。その界隈では有名な、ビッグネームファンの方が纏めている等身大ドールのブログ一覧に自動的に上がるからなのだが、残念ながら、「来訪者」は続かない。ブログは、情報を得るためのもの。私の文章を読んでも、何一つ得になることはない。
そう思ったときに、ラブクラフトの小説の一節が頭に浮かんだ。

At evening Iranon sang, and while he sang an old man prayed and a blind man said he saw a nimbus over the singer’s head. But most of the men of Teloth yawned, and some laughed and some went away to sleep; for Iranon told nothing useful, singing only his memories, his dreams, and his hopes.

その夕べ、イラノンは歌った。そしてかれの歌う間、一人の老人は祈りをささげ、一人の盲人はかれの頭上に後光を見たと言った。しかしテロスのおおかたの人々はあくびをし、嘲る者もあり、寝に帰ってしまう者もあった。イラノンは何一つとして役に立つことは述べずに、ただかれの追憶と夢と希望とを歌っただけであったからである。( 隅田たけ子訳)
しかし、この人形は、羽衣を掛けられた後のかぐや姫だな。_と思った。
イラノンから、今度は、かぐや姫へ。
題名に採った竹取物語の原文は、_有名な件だから省略する。
空想の勝手な飛躍と繋がりは、私以外の誰にも、意味をなさない。
あくびして、このブログには二度と戻ってこない_と思うのだろう。