Scene 001 : In a black suit (Action 004 : The pendulum and the mirror image)
(続き)
chairhouse
It Furnished The Basis For Aesthetic Ideals - #2626
https://soundcloud.com/chairhouse/it-furnished-the-basis-for-aesthetic-ideals-2626-by-chair-house-02212021
"A winter story ーⅢー" と対になる記事だが、鏡像以外の要素が強かったため、Mirror image part 2 とするのを止めた。
題名にある振り子は、"A winter story ーⅦー" で登場したものと同じ。フロアスタンドのプルスィッチを指している。撮影は Scene 001 の、こちらの方が先。当日の画像確認の際、不思議な魅力を感じた為、Scene 003 の撮影にも繋がった。
その時に感じた魅力を上手く説明はできないのだが、space and time という語が浮かんだ。「時間」の対義語が「空間」だと知ったのは、英書を読むようになってから。不可逆的な時間に対し、空間はただ無限に広がるもの_そんな捉え方をした。間違っているのかもしれないが。知識として頭には入れても、納得したとは言い難い。
鏡像と、スライドの中で揺れる振り子から、space and time という語に繋げたのだが、鏡像に対しても、あれこれ納得していない。子供が抱くような疑問を未だに持ち続けている。
例えば、_鏡前の美しい人はカメラレンズを見詰めているのだが、鏡像の視線の先には何があるのか。鏡像の中のカメラを見ている_と頭では分かっている。しかし、鏡にはカメラを構える私は写っていない。……
疑問の全てに対して、答えを示して欲しくはない。
いつまでも私は大人げない_ということだ。