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Small flowers by the roadside (_itokanasikimonotachi_)

異想京都 其の六

夾雑の華

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(続き)

chairhouse
The Pure And The Abstract - #2996 By Chair House 02262022
https://soundcloud.com/chairhouse/the-pure-and-the-abstract-2996-by-chair-house-02262022

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暗がりの中にいて、光を見詰めている人。
誰かが誰かのことを、そう評したのを覚えている。私も、そうなのか_と思ったからなのだが、眩い光の中に居て、暗い穴の中を覗き込むこともある_そう思い直すと、溜息が出た。

 

小学生の頃、神社の裏山を少し入ると、豚を飼っている家があった。山の中とは言え、住宅地のすぐ近くに養豚場があるのが面白かったのだが、その飼育場の背後の斜面には大きな横穴があった。防空壕跡と称していたが、誰に確かめてみたわけでもない。中はカラッポ。それでも小学生の遊び場になっていた。六甲山系特有の風化した花崗岩の白い岩肌に暗い闇の入り口があって、中に入って奥から入口を眺めると、川を挟んで向こう側にある山の木々が見えた。
20年ほど前に、ふと思い立って、その場所を訪ねてみた。
養豚場も洞穴も無く、低層の洒落た集合住宅が建っていた。

 

専用スタジオで撮った画像でないことは、いろんなものが写り込んでいるので、すぐに判る。撮影時に意識して入れたものもあれば、確認してみて、こんな色が混じっていたと気づくことも。後になって気づいたとしても、初めからそこにあった光だ。ただ気づいていなかっただけ。そんな光の存在が画面を面白くしてくれる。

 

AなのかBなのか。AでなければBだろう。いつからか息苦しい風潮が続いている。C であっても D であっても構わないし、私なら、いろはだと嘯きたくなる。
防空壕の中に入ったり、暗渠の中を覗いてみたりすることは、小学校の先生に知れたら叱られたが、誰もやめなかった。密やかな愉しみとして、誰も大ぴらにはしなかった。
あんな自由な時間は、もう無い_ということか……。