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Small flowers by the roadside (_itokanasikimonotachi_)

The Childish Tricks

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ティエラドール:クッションボディと未玲の接続。

(続き)

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首と頭部の色の違い。殆ど違和感のないレベルだと思う。
布と綿で出来たボデイに服を着せ、LEVEL-D のヘッドを載せると、目の前に居るのは160cm 越えの美しい少女。145cm の arte ボディにはなかったこの不思議な感覚は、大きさの違いに拠るのだろうけれど、その軽量感も関係している。ちょっとした手品。子供騙しの類だ。
考えてみれば、私の好きなものは皆どこかそんな仕掛けを持っている。
何の役にも立たないものに無駄な出費。そう言われ続けて、職に就き、親の家を出た。
最近も、ヤフーのオークションで、COX のスロットカーを眺めていた。50年以上前のプラスチックモデル。国産の田宮や長谷川の製品でも、スロットカーは手が出にくい販売価格だったが、アメリカ製の COX は桁が違っていた(かな)。
覚えているのはコックピットに座るドライバーのレーシングスーツの皺の細かさ。当然のように両脚まで形作られていた。国産はどこの製品でも、頭と肩と、ハンドルに伸ばした腕があるだけ。申し訳程度の造形だった。
同じ子供騙しでも、力の入れ方が違う。どうせやるなら本気で騙して欲しい。そんな羨望を抱いていた。
走らせるサーキットが近所にあり、きちんとレストアできる技術があるのなら、眺めていたものを落札しただろうか。
50年以上経っても、やっぱり手が出ない価格だった。
私も詰まらない大人の一人になってしまったようだ。

Fabrizio Paterlini
My Misty Mornings
https://soundcloud.com/fabrizio-paterlini/my-misty-mornings