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itokanasikimonotachi

The red ribbon

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赤いリボンを持って。

(続き)

AShamaluevMusic
Inspiring Acoustic - Uplifting & Motivational Background Music For Videos
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用意したリボンは赤と紺の2色。長さは9m余り。エッジが金色に輝いている。
美しい人が選んだのは赤いリボンだった。


海風に靡くリボンを考えたのは、船出の五色の紙テープから。海を汚すからなのだろうか、近頃は見かけなくなったし、私自身、見送った相手が誰なのか思い出せない。普通に考えれば、船乗りだった父の筈なのだが。

 

船上から投げられた紙テープを芯ごと握りしめ、船が岸を離れていくに従って紙テープを送っていく。出し尽くしたテープは最後にはぷつんと切れてしまい、船尾の泡立つ波間に漂うばかり。手の中に残った紙テープの芯は海へ投げ捨てていた気がする。

 

千切れていく紙テープは、楽しかった時間や、かなぐり捨てていく記憶の表象。
赤いリボンが風に吹き流されるのを見ながら、そんなことを考えていた。
私的な感傷に過ぎないことはよく分かっている。若くて美しい人にとって、見たこともない風景だから、何故リボンを持たなければならないのか困惑しただろう。スライドの最後辺りに見る美しい表情が撮れるのなら、生半可な設定など不要かもしれない。しかし、撮影の意図を話した後だったからこそ、この表情を見ることが出来た_と考えている。
詰まらない思いであったとしても、私的な思いを何らかの形にできるのは自分だけだ。美しい人の記録を残すのに、それは邪道であるかもしれないのだが。

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