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Small flowers by the roadside (_itokanasikimonotachi_)

Thinking in the wind -Ⅱ-

File004:学内日本庭園

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(続き)

Vegan and Sarah
Daydream Believer
https://soundcloud.com/veganandsarahmusic/daydream-believer

学内に池があるのは知っていた。在学時一度くらいは目にしたことがあるのだろう。しかし石灯籠のある日本庭園風の場所という記憶がない。仮令、見ていたとしても、当時の私の目には詰まらないものとして映ったのだろう。美は創作するものであり、花や紅葉など月並みなものには見向きもしなかった。日本文芸学専攻だったのに。

 

気づかなかったのは私の日常の動線から離れた場所だった所為もある。法学部や商学部、経済学部であったなら、もっと身近に見ていたかもしれない。思いを巡らせる内に、そんな学部を中心とする先輩たちの会誌を思い出した。
D.D.B.(デイドリームビリーバー)
 知っている人が多いのに、忘れてしまっていた歌のタイトル。それを誌名にするセンスに憧れた。しかし、私が入る前に終刊。手書きの同人誌発行という活動を嘲笑う後輩が現れたからだ。同人誌に何か書いてみたいと考えていた私の願いは頓挫した。それでも卒業時まで在籍したのは、飲み会で耳にする話が面白かったから。辛うじて営業を続けていた摩耶観光ホテルでの泊まり込み・夜通しコンパにも欠かさず参加していた。
働き出してからの飲み会が、いつの間にか厭になり、忌避するようになったのと対象的だ。

 

人と目を合わさないようして学内を歩いていた。飛び立ちそうな勢いで歩いていると言われたりもした。周りのものに目もくれず、私はどこへ歩いていたのか。急がなけれなならない用など何もなかったのに。

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