今日も雨が降っている。
(続き)
盆前から雨の日が多い。流石に秋雨前線の停滞とは言い辛いのだろうと思っていた。それが8月の最終週になると、おけんたいに秋雨と言うようになって、季節は変わったのだと一方的に宣言される。誰かの思い通りの人間など、いとも簡単に出来上がる。
偉そうな態度で高圧的な物言いをする人から距離を取り続けていると、いつの間にか、ハグレモノになっていた。それで良しと思えるなら何も問題はないのだが、文弱で薄志弱行、毎日が辛くて堪らない。
あと何年生きるのか。そう考えるときに頭に浮かぶのは父親の最期。頑健だった父より長生きできるとは思わないから、ざっと10年ぐらい。余生は残り僅か。それを案外長く感じるのかもしれない。
長雨にうんざりしながら、LEDのランプを灯してみた。黄色の輝きが金色に見えたりもする。しかし、小さな光があるために、闇の深さが際立った。
太陽の輝く日が懐かしい。
ずっと同じ、何もかも一緒は、やはり駄目なのだ。
Fabrizio Paterlini:Rainy Day (in Dmin)
https://soundcloud.com/fabrizio-paterlini/rainy-day-in-dmin