Photo3_dArKred

Small flowers by the roadside (_itokanasikimonotachi_)

Dark burgundy period -Ⅳ-

Sailor collar uniform

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(続き)

Ashot Danielyan
Your Sad Smile
https://soundcloud.com/ashot-danielyan/ashot-danielyan-your-sad-smile

2年前、この人を撮り始めた頃は人形の真似をしてもらうのが常だった。
ビスクドールやシリコンドールの持つ無機質性、玲や端麗という語句に繋がる雰囲気に拘った。しかし、今日は、これまでとは明らかに違う。「色っぽい」としか言いようのないカットが続いた。

何だか妙に色っぽいのですが_そう言って、画像を確認してもらった。
切り過ぎて、揃えすぎていた前髪が、こうすると乱れて、自然な感じになるからでしょうか。_返ってきたのは、そんな言葉だった。今までにない雰囲気に対して、好悪の別は聞かされなかった。この後も同様の雰囲気が現れるから、「色っぽい」と評されたことへの嫌悪はなかったのかもしれない。或いは、今日私が撮りたいと思っていたのは、こんな感じなのだろうと判断して、それに合わせたまで_ということなのか。

 

アダルト範疇に属する画像を一律に拒否するつもりはない。ああ、いいなぁと思うものも。ただ、あまりに生々しいものからは距離を置く。被虐的なものや汚れ、何らかの痛みが伴っていたのではないかと思うものも。だから凡百なのだ_という誹りもある。しかし、どんなに高邁な主張がそこにあったとしても、自分の好みでなければ敬して遠ざける。

 

色っぽい眼差し_から、或るフィギュアスケーターを思い出した。
好き嫌い、シンパ・アンチの対立には今も昔も与しないが、大向こうに受ける選曲と演技中の豊かな表情が思い出される。片やライバルとされた方は、思いつめたような硬い表情だった。曲調も暗かった。機械のような正確さを追い求めるストイックな姿勢に胸が締め付けられたりもした。しかしジャッジでは負け。
ついでに言うと、私が心を寄せていたもう一人別の、第3のスケーターには、さらにアンチが多かった。可愛げない女性だと思われていたのか。感情の浮き沈みが露わに出る人だった。
もうスポーツ中継を見ることはないのだが、ただ懐かしい。

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