2021-01-01から1年間の記事一覧
洲先駅のベンチで本を広げてもらった。Empire of the Sun_J.G.Ballad
美しい人のポートレートを目指しているのだが。Instagram で常々憧れているような画像が、私には写せない。
川縁に一羽、青鷺がいた。美しい人も、眼を輝かせて見詰めていた。
この日、久しぶりの外出。温帯低気圧が駆け抜けた翌日であったため、ちょっとした「野分のまたの日」気分だった。
撮影していて、夜の第二神明道路が浮かんだ。
冷房を動かしていても息苦しいような暑さ。西の窓の夕暮れの光を残すことにした。
僅かに開いた内扉。板張りの暗い廊下へ光が入る。
生きているのが厭になる時がある。もう然して長くもない命の筈だが。
約束の時間が終わる直前、青い花の壁紙の前で。
美しい人の動きをただ追いかけていた。しかし、撮影し終わったものを眺めると、これは、かくれんぼ だと気付いた。
ハンモック椅子から始まって、畳の間での座布団枕まで。ぶらんぶらん ごろんごろん という擬態語を当て嵌めてみたくなった。
不要不急。目先の利益からは縁遠い夢の時間。
室内探検とテスト撮影。
撮影の小道具として赤いパッケージのお菓子を用意しようと考えた。
古いペーパバックと一緒に。美しい人が入っている所為か、販促用のポスターみたいだ。
姿見とトンボ玉 或る有名なボードゲームの箱を写していた。
猛暑の日に、太陽の輝きを冷たいと感じるときがある。冬の日に目にする日差しが暖かいのは当り前なのだが。
梅雨明けを聞かないまま、この日は体感で猛暑。ソーダ水の弾ける音が頭の中でした。
The Red Umbrella at the Ending 撮影時間終了間際。もう一度赤い傘を開いてもらった。
いつまで降り続くのか。窓硝子を叩く雨音と遠雷。ふと思いついたことがあり、カメラを用意した。
古い真空管と一緒に。
ピンクのニットワンピース。もう少し淡い色ならベビーピンクと呼べるかな。
雨の日が続く。鬱々として晴れない。せめて人形の衣装ぐらいは_と考えて、明るい色にしてみた。
引籠って写真を撮っていたら、暫く使っていなかった万年筆を見つけた。
この日の撮影の実質最後のシリーズ。予想外の、意図しない美しさを見つけた。
真空管を持って、この日、二つ目のシリーズ。
The Red Umbrella at the Opening 赤い雨傘(アンブレラ)撮影で初めて使ったのは2年前のクリスマス直前。人形撮影の小道具として購入していたのだが、等身大ドールに持たせるのは難しかった。二、三度、球体関節人形と一緒に撮影して、それっきり。それを今…
人工島のガラスとタイルとコンクリート。
光の中に 溶けて流れて消えていく ひとひらの…
或ることをきっかけにして、ここ暫く、貴種流離譚という語が頭から離れない。